恩地孝四郎 考える蔵書票
恩地 孝四郎 (1891年(明治24年)7月2日 - 1955年(昭和30年)6月3日 享年64歳) 東京出身の版画家、装幀家、写真家、詩人。 長女は児童文学翻訳家の恩地三保子。 創作版画の先駆者のひとりであり、日本の抽象絵画の創始者とされている。前衛的な表現を用いて、日本において版画というジャンルを芸術として認知させるに至った功績は高く評価されている...
View Articleクロノス or クロノス
クロノス or クロノス Kronosは巨人族ティターンのボスでゼウスの父親ですが、大地と農耕の神でもあります。アダマスの鎌と呼ばれる大鎌を持つ姿で描かれます。よく混同されるのが時間の神Khronosで、こちらは時計(時代によって砂時計だったり文字盤だったりします)と共に描かれます。結構両方描かれている図が多いので識別が難しいのですが、同一視されている事も多々あるようです。 Max Klinger...
View ArticleBauhaus スタイル
バウハウススタイルの蔵書票 今は無きドイツの美術学校 Bauhaus は、1919年から1933年までのわずか14年間しか存在しませんでしたが、後世の建築、デザインの流れを大きく変える程の影響を残した伝説の機関です。...
View Articleロマン主義とファエル前派の蔵書票
ロマン主義とファエル前派の影響を受けた蔵書票 蔵書票のデザインには、表の美術界の流行が合わせ鏡のように取り入れられており、その時代毎の美術様式の栄枯盛衰を蔵書票の中にも観る事が出来ます。...
View Article川上 澄生 異国の風よ
川上 澄生(1895-1972)明治28年横浜市生まれ。青山学院高等科卒業。同級生に木口木版画家合田清の長男、弘一がいた関係で木版画に興味をいだく。中等科卒業のころ木下杢太郎(大田正雄)の戯曲集「和泉屋染物店」の木版12絵(絵・杢太郎、彫、伊上...
View ArticleHeinrich Hönich
Heinrich Hönich (1875-1957) ドイツ ドレスデンの美術アカデミーとプラハのファインアーツアカデミーで学ぶ。 その後ミュンヘンに居住し、風景画、版画を中心に制作活動を行う。またポスター等のグラフィックデザインやリソグラフ、蔵書票も数多く制作した。...
View ArticleAlfred Teuffel 知られざる名匠
Alfred Teuffel (1892-1942)ドイツEssen出身シュツットガルト育ち。 10代から銅版画を制作し初め、1913年からミュンヘンで建築を学ぶ。 建築家として働きながら、銅版画でシュヴァーベン地方やアルプスの城と山の風景を多く描きました。建築家らしい正確なパースと抜群の技量で、素晴らしい蔵書票を制作していましたが、結核のため55歳で世を去りました。 死の島
View ArticleErich Heermann
Erich Heermann (1880-1947) ドイツの銅版画家ですが、物凄く巧いので以前から気になって色々調べたのですがほとんど情報が無くわかりませんでした。 しかし巧い。特に人物像は圧倒的。 こんな職人がゴロゴロいるのが蔵書票の世界です。 スフィンクス ダンテの肖像
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