柳田 基 さんは1940年生まれ、京都出身の版画家です。
浮世絵の伝統を現代版画に受け継ぐ作家で、日本の蔵書票作家の中では特に好きな絵師です。
一見シンプルな板目木版ですが、多色刷りは大変な手間と根気が必要な作業ですし、シンプルゆえに個性を出すのが難しい世界でもあります。
京都を描いたどこか懐かしい風景は、レトロと一言では言えない深い味わいを醸し出しているのです。
画面の切り取り方が完璧なのです
時間が閉じ込められています
土門拳の写真を思わせますね スナップとしても一流です
この赤は日本ならではの紅ですね 諸行無常です